- 日 時:2018.12.17(月) 13:00〜17:30
- 場 所:日本学術会議講堂
- 参加費:参加無料(要事前申込み)
開催趣旨
近年、短い時間スケールでの応用という尺度でのみで研究が評価され、基礎科学を支える基盤が揺らいでいます。基礎科学研究を支える基盤が失われることで、これまで機能してきた基礎研究と社会との関係が失速するのではないかという懸念は、物理学の研究者が広く共有するものです。そこで本シンポジウムでは、物理関連分野を例にとって基礎科学の (1)学術としての意義・面白さ、(2)人材育成、国際化、(3)社会への貢献・イノベーション を中心のテーマに据えて、これまでに基礎科学が果たしてきた役割をあらためて考えるとともに、科学史研究やメディアからの視点等も取り入れ、今後の基礎科学の発展に向けた方向性を議論します。
プログラム
Date :
Time : 13:00~17:30
Reception Open:12:30~13:00
12:30 | 開場 |
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13:00 | はじめに田村 裕和 |
13:10 | なぜ基礎科学が必要か村山 斉 |
13:55 | 元素の進化、合成と変換櫻井 博儀 |
14:25 | 発展する天文学の現状と今後常田 佐久 |
14:55 | 『多は異なり』とスモールサイエンス前野 悦輝 |
15:25 | 休憩 |
15:45 | 日本の純粋科学を支えたもの、およびそれへの批判岡本 拓司 |
16:15 | 基礎科学研究と社会中村 幸司 |
16:45 | 議論 |
17:10 | 終わりに ─ 基礎科学研究の持続的発展にむけて ─梶田隆章 |
開催場所
日本学術会議講堂東京都港区六本木7-22-34東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口 徒歩1分
問い合わせ先
東京大学素粒子物理国際研究センターTEL:03-3815-8384
E-Mail:hisho@icepp.s.u-tokyo.ac.jp